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■ メルボルンの治安
旅行やメルボルンに住むに当たって知っておきたいことのひとつ、「メルボルンは安全なの?」ということですが、メルボルンに住んでいる人・行ったことのある人に聞けば、ほとんどの人が「安全」だよと答えかもしれません。

夜に出歩いても、駅から家まで歩いて帰っても、とりわけ危険を感じることもなく、ここで生活している人たちから言えば、あまり日本との違いが気にならない・とりあえず日本と同じように普通に暮らしていれば安全だといえるでしょう。
多民族国家ですので、日本と違っていろいろな国の人がいますので、見た目での不安はありますが、1ヶ月も暮らしていれば慣れてしまうものです。

ただここで言う「安全」というのはあくまで参考意見であり、滞在するエリアによっても違いますので、実際にこちらに来てからしっかりと見てみる・うわさを聞いておくなどして、どこまで・どの程度までなら安全なのかを自分自身でしっかりと確かめてください。
■ 地域による違い
一般的に言われるのは、メルボルンのシティを中心にして、北・西は治安があまりよくない、東・東南側は治安が良いということが言われます。
シティより北側はかなり古い家が多く道も狭い、西側は工場エリア、東・東南は新興住宅街といったイメージです。

サバーブ(市)単位では、Footscray, Preston, Brunswick, Fitzroy, Richmond, Springvale, Clayton, Box Hillなどが治安が良くないといわれますが、もちろんこれらのエリアにも日本人は暮らしていて、住んでいる人に聞いてみると「安全だよ」という話も多く、なかなか一概には言いにくいところです。


治安が悪くなりがちな一因としてあるのが、移民・難民を受け入れる際に居住区を作ったエリア、その周りはドラック・犯罪などが多くなりがちです。
(最近は昔のような本当に治安が悪いといったことはなくなり、どのエリアも平均化して良くなっています)

実際のところの治安の悪いところは、駅周辺であったり一部の地域が他より危ないだけであったり、お店や人口が多いため必然的に犯罪が多くなるといったことが要因で、その特定のエリアから離れるととても閑静な住宅街であったり、治安の良いといわれるサバーブが治安の悪いサバーブの隣りであったりします。
住めば都ということもありますし、こればかりは住んでみないとわからない、実際に被害にあってみるまでわからないものであるかもしれません。
■ 日本人が犯罪に巻き込まれるケース
一番注意をしておきたいのは、やはり旅行者や留学生、そして長期滞在初期の方。
日本の外務省のページや現地の領事館などでも注意をされていることですが、やはり犯罪に巻き込まれやすいとされているのが女性です。

外務省・領事館などから報告されているもの、人伝えに聞くものでは、日本人で巻き込まれるものとして多いものが性犯罪。
ランゲージエクスチェンジを語って自分の家に呼び込むケース、ホームスティ先やシェアハウス内等で被害に会うことが多いようです。

「日本でやらないようなことはここでもしない」、「ちょっとでもおかしいと感じたら考える」、これをしっかりと守ってください。
特に知らない人ばかりの国でやさしくされると気を許しがちになるのはわかりますが、初めて会った人・良く知らない人の家には1人で行かない、ホームスティ・シェアハウス先で少しでもおかしいなと思ったら気をつける・逃げる、良くわからない場所での夜道の一人歩きは避ける、といったことで自分の身を守ることが大切です。

またシティ方面ではひったくりなどの被害が多く、観光者の場合はちょっとの間だからと荷物を下に置いているほんの少しの間に盗まれ走り去られるケースが多く、女性は特に狙われやすいので注意が必要です。
■ 資料に見る、日本とビクトリア州の安全性
※上の行は実際の発生件数、下段は人口10万人当たりの発生率です。
おおよそですが、ビクトリア州の人口が500万人弱、日本は1億2000万人ですので発生件数は目安になりません。


ビクトリア州 日本全体 倍率
殺人 51 1392
1.0 1.1 -
暴行傷害 17140 60299
348.6 47.2 7.4倍
性犯罪 2565 10827
52.2 8.4 6.2倍
誘拐 110 284
1.9 0.2 9.5倍
強盗 2289 5988
46.0 4.7 9.8倍
侵入盗 41968 244766
844 191.5 4.4倍
乗り物盗 20070 556987
403.6 435.8 -
他窃盗 120179 923309
2416.7 722.5 3.3倍

上の表は2003年度の日本の外務省発表のデータです。
この表を見てみるとメルボルンのあるビクトリア州のほうが、日本よりもはるかに高い犯罪発生率になっています。
殺人についてはほぼ同じ、乗り物盗については日本のデータには原付・バイクなども含まれていますが、オーストラリアはほとんどが車であるといえますので、この数値はあまりあてにならないといえるかもしれません。


この数値を見て実際に生活している者からの意見ですが、確かに知り合いで車を盗まれた人がいる・家に泥棒が入った・道端でひったくりに会ったという話は日本で生活しているよりも良く聞きます。
住んでいる者の見方ですが、テレビ・ニュースで見る限りでは、日本の猟奇的・異常犯罪のニュースや、外で子供を遊ばせることができないというような異常事態のほうが恐ろしく、ビクトリア州のほうが犯罪発生率は高いのですが、日本よりもこちらのほうが安全だと感じることがあります。
こちらが安全だと思う理由には、人間的にギスギスしたところがなく、車の割り込みでおあられたり、道を歩いていて肩が当たってケンカになる、満員電車での場所取りや押し合いといった、些細なことやストレスによる日常の悪い意味での緊張感が無いため、普段生活しているうえでは日本よりも安全だと感じることが多く、これらは数値に表れない安全性であるといえるかもしれません。

ただ数値としてメルボルンのほうが日本よりも高いのは明らかです。
日本よりも犯罪が起こりやすい環境であることは、しっかりと頭に入れて行動するようにしてください。
■ ビクトリア州と他州を比べると
NSW VIC QLD WA
殺人 72 51 55 34
1.1 1.0 1.4 1.7
暴行傷害 79892 17140 21140 15056
1194.8 348.6 556.8 771.2
性犯罪 6796 2565 5069 1268
101.6 52.2 133.5 65
誘拐 464 110 114 25
6.3 1.9 3.3 1.7
強盗 8887 2289 1929 1744
132 46 49.7 88
侵入盗 84044 41968 42587 28729
1248.6 844 1097 1449.3
乗り物盗 33209 20070 12452 7730
493.4 403.6 320.8 390
他窃盗 170290 120179 100288 78419
2529.8 2416.7 2583.4 3972.8


ビクトリア州と他州を比べると、ビクトリア州のほうが若干安全だということがいえるでしょう。
■ 関連リンク
■外務省 海外安全ホームページ オーストラリア
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=71#header
■外務省 犯罪統計比較 オーストラリア
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/s_071data.html
掲載日 2007年03月14日 
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